今回は敷金と礼金についての話…

最近は、敷金・礼金0円という部屋が増えてきましたが
まだまだ多くの物件で敷金・礼金ありという建物がたくさんあります。
では敷金とは何でしょう…礼金とは何でしょう…
インターネットで検索するとたくさんの回答が見つかります。
ただその多くが入居者よりの答えなのでここでは公平な考え方から書かせていただきます。
敷金とは
賃貸物件を借りるにあたって、大家さんに対して預ける「担保」と考えるのが一番わかりやすいと思います。
例えば退去時までに家賃の未払いがあればそこから差し引かれる。
入居者が部屋を汚す、壁や床、設備を壊すなどがあった場合の担保と考えます。
…という事は未払いもなく部屋は通常使用であった場合敷金はすべて帰ってきます。
退去時に清掃費用が掛かる場合がありますから敷金の中から清掃費用を引かれて返金というのが一般的です。
清掃費用に関してはどれくらい必要なのか不安な入居者の方もおられますね。
契約書には「退去時に清掃費用が必要です」とだけ書かれている契約書類がありますが、
これでは借主さんが不安になりますから
最初から契約書に金額が明記されていれば安心です。
また、物件や不動産会社によっては「退去時清掃費用」を前払いとしているところもあります。
この場合は事前にクリーニング費用を支払っているので退去時に敷金から引かれることはありませんが
特例として過度の汚れ・損耗は別途費用が掛かる場合があるという特約もありますからよく確認しましょう。
礼金とは
ネットで検索するとその多くが同じ答えです。
部屋を貸してくれたお礼として家主さんに支払う金額 
礼金は住宅が不足していた時代に生まれた慣習ともいわれています。しかも帰ってこない費用です。
これだけ読むとなにこれ??と思いますよね。
そんな状況もあり最近では礼金0円という物件が増えてきていますが
人気物件や新しい物件などでは礼金ありはまだまだ続いています。

ここまで書くと敷金について最近は家賃保証会社がありますし以前に比べて必要性は少なくなってきています。
礼金も本来の意味からいえば今の時代には合わないと思います。

でも家主さんも以前のように部屋が空きましたと言えば不動産屋さんが店頭に募集の紙を張ったり
空物件に空室の看板を設置しただけでは決まらなくなりました。
多いのは不動産会社に依頼をしてその会社がネット広告を出しさらに客付けと呼ばれる会社に資料を送りまたその会社からネットで広告をしてもらいやっとお客さんが見つかるという仕組みに変わってきたことから
広告宣伝費が必要になってきました。
皆さんがよく知っているスーモやホームズですね…
また競合する建物も以前とは比べ物にならないほど多くなってきて中々入居が決まらないケースも増えてきました。
それでも古くなった建物を倒したり建て替えるといった事よりも新築を建てるペースの方が圧倒的に多いのでこの状況は今後も長く続くでしょう
そうなれば・・いつかは建てる場所がない→古くて修理されない物件が多くあるという事態になってきます。
これはさすがに誰にとってもメリットがない!!
今後は建てるから直しながら長く使える物件へと変わっていく時代が来るかもしれません。

次回は新築と既存の建物についての話を…

株式会社タキタ産業

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